甘口の日本酒はスーパーで選ぶ!飲みやすいおすすめ8選と選び方

日本酒に挑戦したいけれど辛口の刺激は苦手、という方は多いのではないでしょうか。実は近所のスーパーには、ジュース感覚で飲めるスパークリングや、お米の甘みが濃厚なにごり酒など、初心者でも親しみやすい甘口の日本酒が充実しています。手軽に買える美味しい甘口日本酒の選び方とおすすめをご紹介します。

目次

スーパーで買える甘口日本酒は「香り系」と「低アル系」が選びやすい

スーパーの日本酒コーナーには多種多様な銘柄が並んでいますが、甘口を求めるなら「香り」と「アルコール度数」に注目するのが近道です。フルーティーな吟醸香があるものや、度数が控えめなタイプは、お米本来の柔らかな甘みを感じやすい傾向があります。初心者でも失敗しない選び方のポイントを解説します。

スパークリング清酒は甘くて飲みやすい

炭酸ガスの刺激とお米の甘みが絶妙にマッチしたスパークリング清酒は、日本酒独特のアルコール感が苦手な方に最適です。多くのスパークリング清酒はアルコール度数が5%前後とビールと同程度に設定されており、シャンパンやカクテルのような感覚で楽しめます。お米から造られているとは思えないほどフルーティーで、口の中でパチパチと弾ける泡が後味をスッキリとさせてくれます。

スーパーの冷蔵コーナーでも定番の「澪」などは、マスカットのような爽やかな香りが特徴で、日本酒初心者でも思わず美味しいと感じる飲みやすさです。お洒落なボトルデザインが多く、自宅でのちょっとした贅沢や女子会にもぴったりです。冷やすことでさらに飲み口が軽やかになるため、冷蔵庫でキンキンに冷やしてから、フルートグラスなどに注いで香りを楽しむのがおすすめのスタイルです。

にごり酒はコクがあって甘みを感じやすい

白く濁った「にごり酒」は、お米の成分である澱(おり)を残したまま仕上げられているため、お米本来の濃厚な甘みとコクをダイレクトに味わえます。この澱にはお米の旨みが凝縮されており、とろりとしたクリーミーな口当たりはまるでデザートのような満足感があります。辛口の日本酒にはない「食べ応え」があるのが魅力で、甘口好きの方からは非常に高い支持を得ています。

にごり酒はかつて冬の季節限定品というイメージが強かったですが、最近ではスーパーで通年取り扱われている銘柄も増えています。見た目のインパクトもありますが、実際に飲んでみるとお米のジュースのような優しさがあり、一度ハマると虜になる方が多いジャンルです。また、にごり酒は意外にも炭酸水で割って「にごりソーダ」にしても美味しく、自分好みの甘さや濃さに調整して楽しめるのも嬉しいポイントです。

純米吟醸はフルーティーで甘口寄りが多い

ラベルに「純米吟醸」と書かれたお酒は、お米を贅沢に磨き、低温でじっくりと発酵させています。この製法によってリンゴやバナナ、メロンのようなフルーティーな香りが生まれます。この香りの成分は、味そのものに加えて体感的な甘みを引き立てる効果があるため、数値上は辛口であっても、実際に飲むと非常にまろやかで甘く感じられるものが多く存在します。

スーパーの棚では、大容量のパック酒の隣に並んでいる瓶入りの純米吟醸を探してみてください。醸造アルコールを添加せずにお米と水だけで造られた「純米」ならではのコクがあり、そこに吟醸酒の華やかさが加わることで、非常にリッチな味わいになります。コスパ良く高級感のある甘みを楽しみたい時にぴったりの選択肢であり、食事をより華やかに演出してくれる頼もしい存在です。

小容量ボトルなら試しやすく失敗しにくい

日本酒選びで最も避けたいのは「大きな瓶で買ったものの好みの味ではなかった」という状況です。スーパーのお酒売り場には180mlや300mlといった飲み切りサイズの小瓶が豊富に揃っています。これらは数百円から購入できるため、複数の甘口銘柄を買い揃えて自宅で飲み比べをするのにも最適です。自分にとっての「ちょうど良い甘さ」を見つけるためのテスト用として活用できます。

また、小瓶は商品の回転が早いため、フレッシュな状態で店頭に並んでいることが多いのも隠れたメリットです。最近ではラベルのデザインにこだわったお洒落な小瓶や、アニメやキャラクターとコラボした可愛らしいボトルも見かけます。ジャケ買い感覚で手に取ってみるのも日本酒を楽しむ第一歩です。飲み切りサイズであれば、開栓後の味の変化を気にすることなく、常に最高のコンディションで甘口の魅力を堪能できます。

スーパーで見つけやすい甘口日本酒おすすめ8本

日本全国のスーパーで取り扱いが多く、かつ甘口で飲みやすいと評判の銘柄を厳選しました。スパークリングから定番の純米酒まで、それぞれの特徴と公式サイトの情報を表にまとめています。お近くの店舗の冷蔵コーナーやお酒売り場で探してみてください。

松竹梅白壁蔵 澪(みお)スパークリング清酒

スパークリング日本酒ブームの火付け役です。お米由来のほのかな甘みと爽やかな酸味が特徴で、マスカットを思わせるフルーティーな香りが口いっぱいに広がります。

項目内容
アルコール度数5%
味わいの特徴フルーティーでマイルドな甘み
公式サイト松竹梅白壁蔵 澪 公式サイト

澪 CLEAR(みお クリア)

定番の「澪」よりも甘さを少し抑え、後味のキレを追求したタイプです。リンゴのような爽やかな香りと共に、スッキリとした飲み心地を楽しめます。

項目内容
アルコール度数5%
味わいの特徴甘さひかえめで爽快な飲み口
公式サイト松竹梅白壁蔵 澪 商品ラインアップ

白鶴 まる(やわらか純米)

お馴染みの「まる」シリーズの中でも、お米の旨みと甘みを活かした純米酒です。独自の「ぷるえもん酵母」を使用しており、まろやかで優しい味わいが特徴です。

項目内容
アルコール度数13%以上14%未満
味わいの特徴まろやかでコクのある優しい甘口
公式サイト白鶴 まるシリーズ 公式サイト

月桂冠 つき(甘口)

毎日の晩酌に最適な「つき」の甘口タイプです。お米の甘みを引き出す製法で造られており、料理の味を邪魔しない穏やかで自然な甘みが多くのファンに愛されています。

項目内容
アルコール度数13%以上14%未満
味わいの特徴飽きのこない素直な甘み
公式サイト月桂冠 つき 公式サイト

松竹梅 天(糖質70%オフでも飲みやすい)

健康を気にしつつも、日本酒のコクや甘みを楽しみたい方に向けた一本です。独自のコク出し技術により、糖質オフとは思えない満足感のある味わいを実現しています。

項目内容
アルコール度数13%以上14%未満
味わいの特徴軽やかですっきりした甘み
公式サイト宝酒造 松竹梅 天 公式サイト

菊正宗 にごり酒(冬季限定など)

「辛口」で有名な菊正宗が手掛けるにごり酒です。お米の濃厚な旨みと贅沢な甘みがありつつも、後味は菊正宗らしいキレの良さを併せ持っています。

項目内容
アルコール度数10%以上11%未満
味わいの特徴クリーミーでリッチな甘口
公式サイト菊正宗酒造 公式サイト

一ノ蔵 すず音(取り扱いがあれば)

成城石井などの高級スーパーで見かけることが多い、プレミアムなスパークリング酒です。きめ細やかな泡立ちと、シルクのような滑らかな甘みが特徴です。

項目内容
アルコール度数5%
味わいの特徴繊細で上品な甘酸っぱさ
公式サイト一ノ蔵 すず音 公式ページ

ねこまんま(甘口系の小瓶があれば)

福岡の「花の露」が展開する、猫のラベルが可愛い人気シリーズです。見た目の可愛さだけでなく、純米酒ならではのお米の甘みがしっかりと感じられる本格派です。

項目内容
アルコール度数15%
味わいの特徴お米の旨みが広がるふくよかな甘口
公式サイト花の露 公式サイト

甘口日本酒をスーパーで失敗せず選ぶコツ

ラベルに記載されている「日本酒度」の数値だけを見ても、実は本当の甘さを判断するのは難しいことがあります。香りや酸味のバランス、そして合わせる料理や保存方法を知ることで、スーパーで買ったお酒をさらに美味しく楽しむことができます。誰でも今日から実践できる、賢い甘口日本酒の楽しみ方を詳しくお伝えします。

日本酒度より「香り」と「酸味」で選ぶ

日本酒度はマイナスの数値が大きいほど甘口とされますが、実は「酸度」が高いと数値ほど甘く感じないことがあります。そこで注目したいのがラベルの説明文です。「フルーティー」「華やかな香り」といった言葉があるものは、香りの成分がお米の甘みを引き立て、体感的に非常に飲みやすく感じられます。逆に酸味が穏やかと書かれているものは、口当たりが優しく、甘さがストレートに伝わります。

特に吟醸酒などは香りが強いため、数値上は辛口に近いものであっても、バナナやメロンのような甘い香りが脳を刺激して「甘くて美味しい」と感じさせてくれます。スーパーのポップやラベルの裏側にある「味わいのチャート」を参考に、香りが高く酸味が控えめなものを選ぶのが、ハズレのない甘口探しのコツです。自分の鼻と舌を信じて、香り高い一本を選んでみてください。

冷やすと甘みがすっきり感じやすい

甘口の日本酒をより美味しく飲むための鉄則は「しっかり冷やすこと」です。温度が上がると甘みは強く感じられますが、同時にベタつきや重さが気になってしまうこともあります。冷蔵庫で5〜10度程度に冷やすことで、甘みの輪郭がハッキリとし、爽快な後味へと変わります。特にスパークリングタイプやにごり酒は、冷やすことで炭酸や澱のフレッシュさが際立ちます。

まずは冷酒として飲み始めて、グラスの中でゆっくりと温度が上がっていく過程を楽しむのが通な楽しみ方です。温度が上がるにつれて、冷えている時には隠れていたお米のふくよかな旨みや香りがじわじわと開いてきます。一つの温度で決めつけず、移り変わる味わいを体験できるのは、甘口日本酒ならではの贅沢です。グラスも冷蔵庫で冷やしておくと、最初の一口の感動がさらに深まります。

チーズや生ハムで合わせやすい

甘口の日本酒は、実は洋風のおつまみと驚くほど相性が良いです。特にクリームチーズやカマンベールなどの乳製品は、日本酒の甘みと酸味をまろやかに包み込んでくれます。また、生ハムやサラミの塩気は、お酒の甘さをさらに引き立てる「対比効果」を生み出します。スーパーのお惣菜コーナーで買える生ハムチーズ巻きなどは、甘口日本酒のための最高のご馳走になります。

和食であれば、タレの焼き鳥、ブリの照り焼き、かぼちゃの煮物など、甘辛い味付けの料理と合わせるのがおすすめです。料理の甘みとお酒の甘みが調和し、口の中で旨みの相乗効果が起こります。反対に、あまりに塩辛いものや酸っぱいものと合わせると、お酒の甘みが浮いてしまうことがあるので注意が必要です。お酒を買うついでにおつまみコーナーを覗き、相性の良いパートナーを探すのもスーパーでの買い物の醍醐味です。

開栓後は早めに飲み切ると味が安定しやすい

日本酒は開栓した瞬間から空気(酸素)に触れ、酸化という変化が始まります。特に甘口の日本酒は繊細な香りが命のものが多く、時間が経つとその華やかさが薄れてしまいます。スパークリングタイプは炭酸が抜けると魅力が半減してしまうため、その日のうちに、遅くとも翌日には飲み切るのが理想的です。にごり酒や純米酒も、冷蔵庫で保管して3日〜1週間以内には飲み切るようにしましょう。

飲み切れない場合は、空気に触れる面積を小さくするために、小さめの空き瓶に移し替えて密閉するのが有効です。また、最近では開栓後の鮮度を保つための真空ポンプなどの便利グッズも市販されています。もし味が少し変わってしまったと感じたら、料理酒として使ったり、バニラアイスにかけて大人のデザートとして楽しんだりするのも一つの方法です。常にフレッシュな甘みを味わうために、小容量ボトルを活用することも忘れないでください。

スーパーで買える甘口日本酒の選び方まとめ

日本酒は「辛くて強い」というイメージを持っていた方も、スーパーに並ぶ多彩な甘口銘柄に出会えば、そのイメージが大きく塗り替えられるはずです。澪やすず音のような低アルコールのスパークリングから、お米の力を感じるにごり酒まで、スーパーの棚には日常を彩る甘美な一杯が豊富に揃っています。

まずは日本酒度にとらわれず、フルーティーな香りや飲み切りやすいサイズ感から選んでみてください。しっかり冷やして、チーズやハムといった意外なペアリングを試すことで、日本酒の世界はもっと身近で楽しいものに変わります。今夜の献立に合わせて、近所のスーパーでお気に入りの甘口日本酒を一瓶、カゴに入れてみてはいかがでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

日本酒がとにかく大好きで、気づけばラベルを見るだけでワクワクしてしまいます。蔵ごとの個性や、米・酵母・麹の選び方で香りや余韻がどう変わるのかなど酒造りの工程を調べるのが大好きです。華やかな香りの大吟醸から、食事が進む純米酒、世界のワインまで、「今日はどのお酒を飲もう」と毎日の選ぶヒントになる情報を発信していきます。

目次